カテゴリ:FLHRS・おでかけ( 208 )

はじめてのツーリング 7・8日目(2005/2/12・13)

LasVegas⇒SFO⇒東京

d0031061_17424032.jpg早起きして、空港へ。走り足りない気分を残しながらも、帰国です。LAS→SFOは「Ted」なる安易なネーミングのUNITED傘下のローカル会社線A320。米国では、時間帯の悪いローカルフライトこそ、熟練者ではない従業員さんとお会いできると聞きますが、まさにその通り、やー、びっくり。良いじゃないの。ここがアメリカであることすっかり忘れ、本気でお話し掛けそうに ^^;

SFO→NRTのB747-400は満席。席替え交渉も不発、またも翼の上の3人掛けの真ん中。窓側の愛想の無いオバサマはブラインド閉めちゃうし、通路側は2mはあろうかというオジサマ。ジェット気流に逆らう帰り便、憮然としながらパラパラと機内誌をめくっていたところ「9ch/From the Flight Deck」なる機内放送番組を発見。詳細の記載なし。やや、もしや?!と早速ヘッドホンをつけると…「UNITED837 heavy, cleared for take off.」「Roger, …」と、流れてくる音声。何と飛行機の交信の生放送!!もうその後は、窓が閉じてても、身じろぎ出来なくても、酒が飲めなくても、楽しい楽しいフライトであったことは言うまでもありません。こんな機内生放送番組があったんですねー、これから飛行機乗るときは、UNITEDに決定!ふつうは通り過ぎるチャンネル、しかしマニアックな僕にはコリャ堪りません。万が一のアクシデントは、いち早く情報入手で安心安心!(なわけないけど)

しばらくして交信もまばらになり、することも無く、映画とか昼寝とか、テキトーに過ごす。そして。太平洋を越え、日本訛り英語(?)の無線交信が飛び交うようになり、千歳から東京に引き継がれ、頻繁に高度と方位と速度の指示が来て、飛行機は右に左に指示通り飛んで行く。さぁ、いよいよ着陸に向けた佳境!  …と、なんと、イヤホンの回収が始まりました。有無を言わせぬ熟練乗務員様に、泣く泣くイヤホンを手放しました。。旋回を繰り返し高度を落とす飛行機の中で、「次は、マイイヤホン持参でUNITED!」を固く決意した旅の終わりでした。

あれ?ハーレーは何処・・・?(゚.゚)
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by hasekoi | 2005-02-12 21:00 | FLHRS・おでかけ

はじめてのツーリング 6日目(2005/2/11)

Lake Havas City⇒Oatman⇒Kingman⇒LasVegas


ツーリングの最終日。朝から大雨で、憂鬱。。ホットコーヒーを流し込み、雨合羽を着込み、気合を入れて出発!
ラスベガスでの、バイクの返却時刻は15時です。

1時間も走ると、手袋は雨でグシャグシャに。それほど寒くはないけれど、初日の辛さが蘇ります。ガラガラのインターステート15号を少し走った後、旧道66号線へ入り、金鉱のあるオートマンを目指します。天気がよければ、最高の田舎道なんでしょうが、雨に煙った山道は視界も広がらず、ゆっくり黙々と右へ左へバイクを倒しつづけます。

オートマンのダイナーで最初の休憩。久しぶりにハンバーガーを食べます。西部劇さながらの町並みは牛が闊歩し雰囲気満点ですが、雨の中面倒なので写真も撮らずにすぐ出発。雨に濡れ、冷たく重いグローブの替わりに、台所用ゴム手袋でもあったらなー、と少し後悔。。

ゴールドラッシュに沸いたのであろう採掘場あたりは、ディズニーランドの「ビッグサンダーマウンテン」のまんまだぁ~・・・と我が発想の貧困さに苦笑いしつつ、急峻さを増す峠道を進みます。雨とガスで視界は悪くなる一方で、いい季節にまた来たいな、と心底思います。

2度目のKingmanで2度目の休憩。これからラスベガスに向け大雨の高地を走るのか・・・と鬱に向かう気分を、奮い立たせます。ラスベガスまで最後の区間、2時間走ればアツアツシャワーにフカフカベッドだ!と。

雨の中、あまりスピードは出せませんが、それでも随分馴れた我がローキン、70~80mphでフーバー・ダムへ向け一本道をひた走ります。タバコに火をつけられるわけもなく、音楽を聴けるわけもなく、誰かと話せるわけもなく、仕方なくひたすら歌いながら。アメリカに演歌も無かろうと、Billy Joelを古い順に知ってる限り歌い続けます。分からない歌詞を飛ばすと持たないので、テキトーに鼻歌も交えつつ。やー、こんなところでBilly Joelのアルバム全部集めたのが役に立つ(?)なんて。My Lifeなんか歌いながら、あー、青空の下だったらバッチリなのになー、なんて思いながら必死で寒さと左手の痛みと雨を忘れることに努めます。さすがにこんな日は、1台のハーレーともすれ違わず、エアコンと音楽で快適そうなクルマのドライバーは、まっすぐ前を向いて追い抜いていきます。

フーバー・ダムで州境を越え、時計は1時間戻りました。ちょっとトクした気分になりつつも、残る時間はあと僅か。走り続けないと、15時までにラスベガスに到着しません。延長料金払うのは仕方ないにしても、閉店時間に間に合わなかったら、明日朝一の飛行機に乗れない!途中、ちょっと道を間違えましたが、ジャンクションから高架のハイウェイに乗り、市中心部へ。トロピカーナ通りに入り渋滞に捉まりましたが、すり抜けはまだ怖くて出来ません。重たいクラッチにへこたれてきた左手の握力を恨みつつ、そして雨に濡れたアスファルトに何回か滑って立ちゴケの危機に見舞われながらも、最後の給油も終え、30分遅れでイーグル・ライダー社ラスベガス店にゴール・イン!

借りた時とうって変わって、泥水とバグにまみれ汚くなったローキン。。スタッフのお兄ちゃんはクルッと見て回って、にこやかに「オーケー、楽しかったかい?」と一言、事務所に帰っていきました。また、なんともあっさりな。。

手回し良くやって来たタクシーに急かされ、記念写真を撮る間も無く、タクシーでMotel6へ。充実感とともに、もうちょっと乗っていたかったな~、と後ろ髪を引かれつつ、待望の熱いシャワーに飛び込みました。あとはいつもの旅行同様、お土産の仕入れと荷物の整理、さいごの夕食。Harley Davidson Cafeにも行きましたが、お土産コーナーにはこれといって物欲をそそるモノも無く、カジノもあんまり興味ないのでプラプラして過ごしました。途中の噴水にはびっくりしましたが、オトコ独り旅で来るとこじゃないですねー。


いずれにしろ、事故・転倒・立ちゴケも無く、無事に1,000マイルの初ツーリングを終えることができました! (^^)v

 ・総走行距離:約1,000マイル(1,600km)
 ・総給油回数:8回


思い立って半年。アメリカ横断熱はアリゾナの大雨でだいぶ冷めたかな、またムラムラしたら、アメリカに来てハーレー借りよう。日本でわざわざ買うこと無いよな。アメリカ横断って格好良いけど、かなりの苦行に違いないから、止めといた方がいいよな。。などと思いながら、一人ラスベガスの夜は暮れていきました。


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by hasekoi | 2005-02-11 20:00 | FLHRS・おでかけ

はじめてのツーリング 5日目(2005/2/10)

Phoenix⇒Lake Havas City

Phoenixから、LosAngelesへ向かうインターステート15号に乗り、西へ。
d0031061_17372173.jpg初日の風邪と雪が無ければ、更に南のメキシコ国境周辺、西部劇の舞台に向かう予定でしたが、2日後LasVegasに到着する為に、無理は出来ません。バイクの返却地を、Phoenixにすれば良かったのかもしれません。とはいえ、WeatherChannelによれば、今日明日あたりから西南部の砂漠地帯にも大雨が来るとの事。砂漠といっても低地で礫と泥の原野ですから、溢れる雨水に囲まれるリスクを考えると、無理をしなくて正解だったと考えましょう。

Lake Havas Cityは、ちょっとした高原のリゾート都市といった雰囲気。丘にはボートやRVを並べた家々が並び、湖畔のキャンプサイトには大型バスのようなRVがひしめいています。街のレストランには、リタイヤして悠悠自適、といった雰囲気のお客さんたち。せっかくなので、宿に荷物を預けた後、d0031061_17385150.jpgヘルメット脱いで街中を走り回りました(アリゾナ州では、21歳を越えるとヘルメット不要。但し「アイプロテクション規制」でサングラス等が必須)。耳に直に聞こえるエンジンサウンドは、最高に気持ちよかった!夕食は、広東料理屋。病み上がりの体に、久しぶりの出汁と醤油と野菜の旨みが染み込む染み込む~。

気持ちのいい街ではありましたが、かつて行ったことのあるBoston近郊のナンタケット島のような、ちょっとした居心地の悪さも一方で感じました。意識し過ぎかも知れませんが。。


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by hasekoi | 2005-02-10 20:00 | FLHRS・おでかけ

はじめてのツーリング 4日目(2005/2/9)

Williams⇒Flagstaff⇒Sedona⇒Jerome⇒Phoenix

道路の雪は殆ど融け、空は快晴。雪の積もった山や丘の眩しい、良い天気です。体調もだいぶ良くなりました。早朝のエンジン始動は、ノーマルのインジェクション仕様であっても、ここがアメリカのモーテルであっても、やっぱり気を遣います。まー景気の良い音が響く響く!
出発の太鼓打ち鳴らしてるようで、気持ち良かったりもしますが。。

先ずはインターステート40号をFlagstaffへ東進。さらに標高が上がります。一昨日の反省から、今日は上7枚に下5枚・靴下2枚にマスク・マフラー、腰とブーツの中に「貼るカイロ」、手袋も軍手をインナーにスキー用グローブを装着、とにかく笑っちゃうくらいの重装備。特に嬉しいのは、ブーツの「貼るカイロ」、これ最高です。成田空港で試しに買った1コですが、ホントに助かった!

Flagstaffからルート89A、更に山の中に入っていきます。ランドマクナリー社のロードマップにも、お薦めシーニック・ルートとして紹介される道です。案内標識はとても分かり易く、迷う事はありません。たまに後ろを見やると、我がロードキングの従者は5台、10台と増えているので、路肩に停まり、先に行かせます。白樺や杉の木立を通り抜ける山道は気持ち良いものの、きついカーブでは初心者っぷりを遺憾なく発揮します。

d0031061_1725296.jpg赤茶けた岩肌が目立つようになってくると、そこはSedona。いかにも観光地といった風情です。昨日39度の熱を出したのに今日は元気なのは、「大地のパワー」によるものでしょうか?

ゴツゴツしたSedonaを通り過ぎると、なだらかな幾つもの丘陵が続き、やがてまたJeromeへ向けて細い山道に入っていきます。もちろん相当の距離を稼いではいますが、なかなか変化に富む景色に飽きる事はありません(スケールはひたすら大きいままなので、やっぱり距離感覚は麻痺していますが)。ズドドーン、ズドドドドドド~ン、とエンジンは吼え、南に下るにしたがって頬を撫ぜる風も温くなってきます。一昨日のタフな状況が信じられないくらい、今日は気持ちの良いツーリングです。

d0031061_17255882.jpg峠を越え、またもパァーっと開けた視界に圧倒されました。グランドキャニオンから続く山岳地帯を抜け、メキシコ国境に辿り着くのであろう平原を往く一本のまっすぐな道が、霞の向こうに伸びています。途中Subwayで買っておいたサンドイッチを頬張り、最高の一服をしました。

峠を下ると、ニョキニョキと生えたサボテンが続きます。空気も生温くなり、いかにも南西部の田舎町を幾つも通り抜けます。一昨日通り抜けた、バラックの並ぶ寒々しい風景と違って、ちょっと陽気な雰囲気も漂います。気づくと、フロントスクリーンには無数の虫跡。考えてみたら、いままで虫もいない寒い中走り続けていたんですね。ガソリンスタンドには、虫跡を掃除するT字型の清掃具と洗剤入りバケツが用意してあるので、バシャバシャ洗います。上空を、ランディング・ギアを降ろした飛行機が頻繁に追い越して行きます。やがて道も混んできて、いつのまにか日本の首都高ばりに混雑したハイウェイとなり、大都市Phoenixに入りました。市中心部を一周してまた郊外に出ると、いかにも高級な住宅街。まーアメリカという国(としての行い)は決して好きではないですが、この国土と生活は、四季の自然と旨い飯に溢れた日本から来ても、やっぱり羨ましいナの一言です。

そしてあまり高級でない地区のモーテルに辿り着きました。レストランのマッシュ・ポテイトウはやっぱりヤなので、久しぶりのコンビニに行って惣菜パンやスナック、ビールを買い込みました。でもやっぱり大味なゴハンに辟易しつつ、ちょっと体調復活して呑めたビールに酔って、早めに寝ることが出来ました。あまり高級でない地区のモーテルだけに安かったけど、周囲の治安にチト不安を感じました。むかし旅したアジアの街なら、ちょっと雰囲気悪くても、屋台でニコッとすればすぐオジサンオバサン達と仲良くなれたのですが、ここはそんな雰囲気でもありません。やや偏見入っていることは否めないかもしれませんが、肌と背中の感覚は、海外では大事です。



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by hasekoi | 2005-02-09 20:00 | FLHRS・おでかけ

はじめてのツーリング 3日目(2005/2/8)

終日、Williams

昨晩降った雪で、高原の田舎町は一面真っ白。とてもバイクには乗れませんが、空は晴れ渡っています。Wether Channelによれば2,3日晴れは続くそう。雪融け待ちと休養のため(昨晩は、39度すこし、熱が出ました)、1日ここに滞在する事にしました。

この体調では、パサパサハンバーガーや、ねっとりチーズ&マッシュポテトは受け付けません。レストランは避け、近くのスーパーを物色。海苔巻(発見!)・生野菜サラダ・リンゴ・ヨーグルトに大量のミネラルウォーターを買い込みました。残念ながら「カイロ」は売ってませんでした。

d0031061_17291223.jpg夕方、体調が落ち着いてきたので街を散策。30分もあれば1周できそうな、小さな落ち着いた街です。シーズン中は、グランドキャニオン観光の拠点として賑わうそう。グランドキャニオン鉄道には、現役蒸機もいるようです。



d0031061_17293094.jpgいかにも、って雰囲気のバーやレストランに惹かれましたが、まだまだ体調不十分。モーテル近所のレストランで、精つけるため牛肉を胃袋にねじ込み、野菜と果物を齧り、早々に床に就きました。昼間の寝すぎと時差ぼけとで、なかなか寝付けませんでしたが。。


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by hasekoi | 2005-02-08 20:00 | FLHRS・おでかけ

はじめてのツーリング 2日目(2005/2/7)

ラスベガス ⇒ フーバー・ダム ⇒ Kingman = (R66) ⇒ Williams

はじめてのツーリング、初日です。体調不十分と寝不足により、遅めの10時スタート。曇天ながらも暖かく、モコモコ・ダウンではやや汗が滲みます。先ずはネバダとアリゾナの州境にある「フーバー・ダム」を目指して走り始めました。

Boulder City辺りで突然に視界が開けた途端、距離感が掴めない錯覚に陥りました。曇天の隙間から射す何本かの陽光が、冬の海に似た鉛色の平原に黄金色の島々を描き出し、その向こうに連なる蒼い峰々…。が、対比する建物や樹木が全く無いので、どのくらい広い平原なのか、遠い山々なのか、よく分からないのです。冬のよく晴れた朝、東京からも上州の赤城山を遠望できます。その「遠望」にあたるのか、実は妻沼や本庄あたりから望む赤城山のように、割と近くから眺めているのか…?

フーバー・ダムで小休止ののち、いよいよアリゾナ州内です。インターステート93号線の峠道をくねくねと登ると、またもや突然に視界が開けました。こんどは「地平線」が登場です。え、地平線?地平線って、もっと何日も走り続けた先にあるものじゃないの?!憧れの女の子って、もっとちゃんと探して作戦立てて苦労して追いかけ回してモノにしたいじゃないですか。何気なく角を曲がったらそこに立っててました、じゃ、ギュッと抱きしめずに「こ、こんにちは」なんてドギマギ言って、素通りしてしまうかもしれません。

Kingmanで初めての給油(セルフ方式です)に30分近くまごまごした後、ちょっと遅めのお昼はダイナーでハンバーガーです。味については、何も語りません。とにかく、お腹は一杯になり、高地の風にすっかり冷え切った体に、温かいコーヒーは何よりでした。d0031061_16465338.jpg
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ここからは、ルート66旧道に入ります。賑やかな街並みは荒地と朽ちた家々に取って代わり、たまに現れる集落も、まったく生活の匂いを感じさせずにひっそりとしています。途中、砂漠の真ん中に旧い飛行機がストアしてある空港を見つけました。TWAのロッキード・トライスター、どこのキャリアか分からないDC-4などなど。フライアブルな感じにも見えましたが、番犬以外に動くものは無く、確かめる事は出来ませんでした。ここは、その趣味の世界では名の知れたモハベ砂漠。こんな空港が多いのでしょう。

いよいよ荒涼とした原野を走ります。原野といっても、標高は1,500m。風は冷たく体を刺します。斑に浮かぶ雲の作る日陰はさっと走り抜け、日向をユルユル走ります。…と、どこかで見た風景が広がりました。茶褐色の荒野に続く一本道、眼前遠くに台形の山並み、そしてハーレーの野太いエギゾースト・ノート。
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…ここは、Easy Riderオープニングの、旅に出たばかりのキャプテン・アメリカとビリーが、まさにBorn to be Wildをバックに走り往く、あの道あの場所では?!寒さを忘れ、ひたすら歌いながらノリノリで走りました。そう、ここをハーレーで走りたかったのです!♪ぼぉーんとぅびーわぁ~ぁぁあーあーあ~~♪

d0031061_17322272.jpg少し向こうを、Santa Fe鉄道の貨物列車が並走します。3重連の機関車に追いつき、クラクションを鳴らして手を振ると、運転手も汽笛を鳴らして応えてくれます。しばらく絡んで走りましたが、なにしろ35mph(56km/h)程のノロノロ運転。じゅうぶん遊んで飽きてきた頃、もう一度手を振って先を急ぎました。

やがて山道に入る頃、陽は翳りだし、路面もしっとり濡れてきました。標高は上がり、気温は下がり、雨もパラパラと・・・。体はますます冷え、気持ちは沈んできます。Seligmanからインターステート40号に乗ると、小雪も舞ってきました。途中のSeligmanもAshforkも、泊まるにはちょっと寂しい街並みです。Williamsまで頑張ろうと必死で耐えましたが、その時間が経つのが遅いこと。60mphで走れば1マイル1分。到着時間の計算は至って簡単で、考え事で気は紛れません。積もってなくとも、小雪舞う中、路面凍結は恐く、気を緩められません。寒さに耐えかねスピードを落とせば、この苦行が長くなる。もうエンジンの鼓動を愉しむ余裕は無く「寒いよ~、温泉入りたいよ~、干したフカフカの蒲団で寝たいよ~、ニッポンに帰りたいよ~!」と泣き叫びながら、永遠にも感じられたラスト30分を耐え抜き、ようやくWilliamsに到着しました。体はハーレーよりもブルブル震え、手足は「痛い」以外に感覚は無く、頭は重く。街中のシャーベット状の泥雪道を、ハーレーのノーマルクラッチを握りながらの運転は、火事場の馬鹿力だったのでしょう。トイレに駆け込む勢いで、安そうなモーテルを適当に選びます。大分熱が出ていましたが、バスタブに湯を張り、飛び込みました。体の震えが止まって人心地つくのに、たっぷり2時間。夜も更けてしまいました。割れんばかりの頭痛と空腹が襲ってきましたが、コンビニなんてありません。しんしんと雪の降る深夜の田舎町で、開いているのは数件の妖しげなバーだけ。苦い水道水で風邪薬を飲み、ベッドに横たわり朝を待ちました。

旅に出て、こんなにしんどかったのは、初めてのことです。歩き・自転車・ヒッチハイク、野宿・金欠、病気・下痢、テロクーデター等など経験してますが、「あぁ、ツライよ~、日本に帰りたいよ~、会社で仕事がしたいよぉ~!」と、本気で思いましたから!これも、初心者ならではの(?)情報収集不足・経験不足による失敗なのでしょう。長袖の下着やセーター・ウィンドブレーカー・マスク・スキー用グッズ等など、防寒対策は万全のつもりだったのですが、「防寒」「防風」だけではなく、カイロのように「自ら温めるモノ」が足りなかったのです。この地方の週間天気予報はマメにチェックし、降雪も予想していましたが、時速100キロつまり風速30m/sの風の中の体感温度が、これほど寒い(痛い!)とは!これって、世のバイク乗りの皆さんにとっては、常識だったりするのでしょうね。。本当に身をもって、いい勉強しました (..)


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by hasekoi | 2005-02-07 20:00 | FLHRS・おでかけ

はじめてのツーリング 1日目②(2005/2/6)

ラスベガスに到着しました。

モーテルにチェックインし荷を解いた後、ハーレーのレンタルをしているイーグルライダー社ラスベガス営業所へ。色々小物も売ってますが、Tシャツやらベタな革ジャンやらで、物欲をそそるモノは無し。映画「イージー・ライダー」でピーター・フォンダがかけていたサングラスやら、ちょっとセンスの良い革ジャンがあれば、欲しかったのですが。

さあ、旅の相棒・ロードキング様とのご対面です。何故ロードキングをオーダーしたのかって、それはただの勢いです。アメリカ走るなら、そりゃ「道路の王様」しかないでしょう!道は広いし真っ直ぐだから、まぁどうにかなろう、と。とはいえ、いくらアメリカの道でも、免許取りたてでいきなりロードキングはやり過ぎかなぁ?手に負えなかったらどうしよ?他の車種に交換出来るかなぁ??カッコ悪いなぁ、英語で何て言えばいいのかなぁ…と不安交じりに待つこと数分、裏の倉庫からズドドン、ズドドドン、と音を立てて登場です。

「うわ、でかっ!」圧倒されながらも、目はハートになっていたのでしょう。不安のドキドキは、興奮のドキドキへ。「レンタル品」はちょっとヤレた感じを想像していたのですが、ピカピカに磨かれた新車と見紛う美しいバイクです。キミキミ、絶対にコケちゃダメよっ!と無言のプレッシャー。。

手続きと簡単なレクチャーの後、「じゃ、楽しんできてね~!」と、スタッフは事務所の中へ。随分とあっさりしたものです。

いよいよ、公道へ。まったく意外なことに、走り出せばどうにかなるもの。5分も経てば、もう王様気分。いったん宿に帰るつもりが、あまりの気持ち良さに走り過ぎました。ラスベガスのメインストリート「ストリップ」を走り抜けるときの、ヘッドライトナセルに映り流れ往くライトやネオンの綺麗なこと。もう、間違いなく道路の王様です。片手運転なんてしたこと無いので、写真を撮れなかったのがほんとうに残念です。

投宿先は、中心部からほど近いMotel6。せっかく日本からラスベガスに来たのにカジノ付の立派なホテルじゃないのは何で?とタクシードライバーにも笑われましたが、目的はBorn to be Wildを歌いながらハーレーでアリゾナを走ること。気楽な方が、良いんです。

ご参考までに、レンタルにかかる費用は以下の通りです。

FULL SIZE HD : $103.95/day x 5 ---------- $519.75
EVIP 車両保険  : $ 24.00/day x 5 --------- $120.00
SLI 対人対物保険: $ 12.95/day x 5 --------- $ 64.75
SUB TOTAL : --------------------------------- $704.50
SALES TAX : 7.5 % -------------------------- $ 52.84
ENVIRONMENTAL CHARGE(環境費):4.5% -- $ 23.39
総合計 :---------------------------------------- $780.73

フルサイズ(TC88/ビッグツイン)のハーレーは、シーズン中は$130.00/日です。でも2月なので、オフシーズンの割引レート。予約は、代理店のNPNYのサイト(日本語)を通じて行いました。モーテルの予約もインターネット。こちらは英語ですが、申込みフォームに記入するだけなので、ラクチンです。チェックインも、予めプリントアウトした予約確認画面を提示すれば、英会話が苦手な僕でd0031061_17471486.jpgd0031061_17475085.jpgも全然OK。

時差ぼけのせいかなかなか寝付けず、夜中に窓の外を見ると目の前にはロードキング。真夜中でも明るいラスベガスの色とりどりのライトが映り、こんなにカッコいいマシンはないよなぁ~、なんて独りごち、恋さえ芽生えそうな気分。ますます眠れなくなってしまいました。。
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by hasekoi | 2005-02-06 17:00 | FLHRS・おでかけ

はじめてのツーリング 1日目①(2005/2/6)

日付は過去に遡りますが、初めてのツーリングの記録を残しておこうと思います。
二輪免許取得後、初めての公道・初めてのツーリングです。

二輪自動車免許を取ったのは、つい2週間前。普通自動車免許しか持っていなかったので、「いきなり大型二輪」コースのある自動車教習所を見つけて10月から通い始め、休みを遣り繰りして3ヶ月半かけ免許を取りました。
きっかけは、お約束っぽいですが「Easy Rider」。久し振りにDVDを見ながら、「コレ、やってみたいなぁ。。」なんて、思ってしまったのです。止めときゃいいのに。で、思い込んだら止まることが出来ず、30過ぎて教習所に通ってしまった、というわけです。ひたすら、「アメリカ☆ ハーレー♪ 大陸横断×× ボーントゥビーワァ~ィ♪♪・・・」などなど念仏のように唱えながら。


というわけで、成田空港からスタートです!

d0031061_1736787.jpg成田空港第1ターミナル44番ゲート(出発ロビーから、遠い遠い・・・)は、もうアメリカ着いたの?というくらい外国人のお客さんだらけ。こちらは風邪引いてモコモコ厚着、彼らは半袖短パンにビール片手。風邪さえひいてなければ、あぁ、ビール飲みたいなぁ!
ユナイテッド航空B747-400に乗って、いざロスアンジェルス経由ラスベガスへ。

3人掛けの真ん中でしたので、「風邪引いてて辛いのです、他のお客さまにご迷惑をお掛けするのは良くないので、広い席に替われませんか?」と、ゲートで泣き落としのアップグレードを試みました。「ではちょっと広い席に」と替えて貰って内心ほくそえんだのも束の間、「ほんとにちょっとだけ」シートピッチの広い(らしい)翼の上の、3人掛けの真ん中で、両脇は大男。。残念!
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by hasekoi | 2005-02-06 15:00 | FLHRS・おでかけ